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かわらかべは瓦の吹き替え工事や、建物の解体工事などから排出される瓦をリサイクルしたユニークな壁材です。瓦は1100度〜1300度で焼き固められた土で、硬質で多孔質なセラミック素材です。この瓦を捨てずに壁材として使用することで様々なメリットがあります。
メリット1 : リサイクルへの貢献とCO2の削減
メリット2 : しかも実は高機能な壁材だった
メリット3 : 仕上がりの意匠性もGOOD
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かわらかべ(主材:骨材) |
かわらかべ(副材:顔料ほか) |

かわらかべに使用される瓦骨材 (主材)
中央部にみえる黒い点は瓦の釉薬です。
この釉薬が壁材となったとき、
非常に面白い表情を出します。 |

瓦骨材の電子顕微鏡写真
(2000倍) |

瓦骨材の電子顕微鏡写真
(5000倍) |
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かわらかべに使用される骨材(瓦の砂)は全て家屋等の不要瓦を再利用したものになります。リサイクルされた瓦を骨材としたかわらかべは、1000Kgの利用で全て新品の壁材に比べて7.13Kg-CO2が削減できます。1平米で換算すると約37g-CO2の削減量となります。ちなみにかわらかべは1uあたり瓦の骨材として5Kg使用します。施工もカンタン!プラスターボードやクロス壁の上から直塗りが出来ます。
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かわらかべにはその他に驚くべき機能があります。 1、放吸湿データ
このグラフは珪藻土と同等以上の放吸湿能力をもち、壁仕上げ材として適しているというグラフです。 グラフ左下のRH100%(相対湿度100%)のとき、瓦は他の素材より沢山の水分を吸い込みます。そしてグラフ中央のRH80%になるに従い、沢山の水分を放出します。それだけ瓦は水分を吸収したり放出したりするのです。尚、このデータは石川県工業試験場にて試験したものを単位体積重量に換算して表した表になります。
2、熱伝導率データ
熱伝導率がモルタルと比べ約1/3であり、断熱性があり壁材として適していることが分かります。
3、その他データ
●JIS A 6909による試験成績
試験項目 |
規格値 |
試験結果 |
初期乾燥によるひび割れ抵抗性 |
ひび割れが生じないこと |
合格 |
低温安定性 |
塊が無く組成分の分離・凝集がないこと |
※1 |
付着強さ
(N/mm2) |
標準状態 |
0.3以上 |
0.3 |
冷温繰返し作用に対する抵抗性 |
試験体の表面に、はがれ、ひび割れ、膨れがなく、かつ、著しい変色及び光沢低下がないこと |
合格 |
耐衝撃性 |
ひび割れ、著しい変形及びはがれがないこと |
合格 |
耐洗浄性 |
はがれ、磨耗による基板の露出がないこと |
合格 |
耐アルカリ性 |
割れ、膨れ、はがれ、軟化溶質がなく浸されない部分に比べ、くもり、変色が著しくないこと |
合格 |
耐変退色性 |
ひび割れ及びはがれがなく、変色の程度がグレースケール3号以上であること |
合格 |
ホルムアルデヒドの放散量
(デシケータ法) |
0.12mg/L以下 |
0.05未満 |
※1 低温時(気温3度以下)の作業、及び混練した材料の40分以上の放置を禁止しているので、試験項目より除外
以上のことから、安心してご使用いただけます。 |
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かわらかべは4〜5mmの厚みで塗りますので、仕上げパターンは様々なものが可能です。またカラーバリエーションも豊富に取り揃えております。
1、仕上げパターン例

金ゴテ押さえ |

小手波 |

トラバーチン |

ローラー |

掻き落し |

筋引き |

洗出し(大きめの骨材) |

刷毛引き |

くし目 |

藁入り刷毛引き |
その他、各種パターン付けが可能です。 2、カラータイプ

亜麻色(あまいろ) |

黄橡色(きつるばみいろ) |

胡桃色(くるみいろ) |

洗朱色(あらいしゅいろ) |

杏子色(あんずいろ) |

丁子茶色(ちょうじちゃいろ)
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香色(こういろ) |

駱駝色(らくだいろ) |
実際の色は画面のものと多少異なることがあります。サンプルを請求の上、色をご確認ください。サンプルの請求はこちらから。
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『かわらかべ(Kawarakabe)』は潟Gコシステムの登録商標です。
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